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よくある質問 - eDrawings Augmented Reality

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通常のeDrawings製品と、ARが付属したeDrawings製品ではどんな違いがあるのですか?

現在iOS版とAndroid版のeDrawingsには、Augmented Reality (AR:拡張現実)機能が含まれています。これによって、SOLIDWORKSによるCAD設計を(もしくは他の沢山のCADによる3Dデザイン)現実世界に表示することが出来ます。カメラ機能とそれを表示するスクリーンを活用すると、会議のテーブルや自分のデスク上で3次元の仮想モデルとして設計案を検討することが出来ます。任意の視点から見渡すために移動する、または任意の環境で見始めるというような、どこからでもモバイルデバイスで検討できるこの体験を、ぜひご利用ください。

augmented reality (AR)とは何ですか?

この場合のARとは、3Dモデルをライブ映像に送って、デジタルな情報やグラフィックスを「強化する」技術のことです。このデジタルアイテムは、本当に現実世界に存在しているかのような方法で映像に追加されます。

eDrawingsでは、3Dモデルを実際のサイズにスケールにして正しい視点からレンダリングされます。これは製品が最終的に生産されたとき、サイズと形状が本当はどうなるかということを正確に認識してもらうために行っています。

本製品は誰が使用するべきですか?

この製品は製品設計の段階に関与している全ての人を対象にしています。一度3Dモデルが作成された段階で、プロセス内の誰もがiOSやAndroidデバイスとeDrawingsを使って、現実世界でモデルを表示することが出来ます。使用できる人たちは次の通りです:

  • プロダクトデザイナー
  • エンジニア
  • プロダクトマネージャー
  • インダストリアルデザイナー
  • 詳細設計
  • 製造業
  • セールス
  • マーケティング
  • その他

ARがもたらす利益は何ですか?

ARによる利点は、判断材料を3Dのデザインとして、現実世界の中で視覚的に確認できることです。これは設計プロセスのあらゆる段階、つまり初期段階から可能であるという意味になります。設計者は初期の設計コンセプトを作成することに専念します。その後しばらくすれば、机上でデザインコンセプトを持ち、視覚的に比較するための現物が配置されます。この現実世界上での確認は、設計プロセスあらゆる段階で、何度でも利用することができます。

今までは、製品チームは少なくとも試作という手段を使用して、現実世界にモデルが物理的に出来上がることを待つ必要がありました。これにはお金と時間の両方のコストがかかっていました。

ARはなぜ製品設計に役立つのですか?

デザインに関するコミュニケーションは、製品開発のプロセスで非常に重要な部分です。プロセスを通じて非常に複雑で多くの情報が常に含まれています。チームメンバーの専門知識には様々なレベルがあり、情報を異なった解釈をする場合もあります。つまりデザインコミュニケーションとは、開発時間とコストの他に、ミスを増加させるといった課題があります。

CADは、関係者全員が仕組み理解し、設計を容易するために継続的に進化してきました。3次元CADでは、レガシー技術となる2次元図面よりもわかりやすく理解しやすいデザインを作ることが出来ます。

現実世界でフルスケール(実寸)のデザインを見ることによって、デザインのサイズとスケールを誤って解釈することは無くなります。これは3Dデザインツールで作業する場合においては共通の問題でした。

関係者のすべてがそのデザインを瞬時に正しく理解することが出来ます。さらに、もっと明確に把握ができれば、いくつかのミスを改善するために工夫を重ねることができます。それはより良いデザインを早く実現できることを意味しています。

ARが活用されるシナリオを教えてください。

eDrawingsのARは、主に製品設計の試行錯誤のプロセスにおいて他の関係者と共有する場合に使われます。一般的にエンジニアは、SOLIDWORKSからCADデータとして設計データをモデリングしていきますが、それらを実現するためにエンジニア、マネージャー、顧客などの他人と議論をする際にはARを活用することで、よりわかりやすいコミュニケーションが可能です。

これは関係者とのミーティングにおいて、とくに「あ・うんの呼吸」が成立しにくい、特に設計者の意図や文脈を読むことに不慣れな関係者とコミュニケーションする上で、とても有効です。

設計・デザイン以外の環境においてのメリットはありますか?

営業担当者が出掛ける際に実物を持たずに、新しい魅力的な方法で披露することが出来ます。そしてeDrawingsのタブレットを使うことによって、営業担当者は顧客の会議テーブルの上に、自社の全ての製品を紹介することが出来ます。

ラピッドプロトタイピング手法の補完をしてくれますか?

ARはラピッドプロトタイピング手法を効率的に補完します。ここぞ、というところに絞って、試作コストを投下できます。

ARは設計プロセスの任意のタイミングで、必要に応じて何回でも現実世界におけるデザインの検討を繰り返すことが可能です。

ラピッドプロトタイピングは時間やコストを抑えるために、控え目に行うことが一般的とされています。しかし、本来は制限なく納得のいくまで試験しておきたいものです。ARの機能を活用することでこの問題のかなりの部分を解消することができます。また、事前に十分な検討とコミュニケーションを重ねてから、RPで精度をさらにアップすることも可能です。つまり両者の技術を併用することによって、設計チームは両者の長所を得ることが出来ます。

3次元CADユーザーを含む製品設計に関わる多くの人は、最初のうちはARのデザインの大きさや形に驚きます。 しかし、ARは望ましくない(かつ高コストな)後工程での「驚き」を排除して、設計プロセスの早い段階で、最初の現実世界での「体験」を得ることができます。

どのような種類の3Dファイルをサポートしていますか?

iOS版やAndroid版のeDrawingsで開くことができる全ての3Dモデルを、ARを使って見ることが出来ます。

他と比べて、ARを実装する上で何か特別なことはありますか?

AR機能がついたeDrawingsは、3次元CADユーザーが拡張現実の中で3Dデザインの検討出来るように開発されました。eDrawingsは共有されたファイルを開くだけで、現実世界にフルスケールで自動的にレンダリングされるので、かなり正確な体験を得ることができます。したがって目的のビューを取得するために、微調整を繰り返すような特別な作業はありません。

ARの映像に私のCADデータを入れるにはどうすれば良いのですか?

eDrawingsは、上述のCADシステムによって出力されたeDrawingsファイルを読み込むことが出来ます。また、SOLIDWORKSファイルであれば直接読み込むことも出来ます。

3Dデザインを表示するためにファイルをロードしたあと、ARボタンを押すだけです。

ARで表示するには小さすぎる/大きすぎるので、私のモデルを拡大縮小出来ますか?

モデルが大きすぎたり小さすぎたりした場合、スケール機能でサイズを変更することが出来ます。

例えばモデルが大きすぎる場合に、あるいはカメラの解像度が十分ではなかった場合に、マーカー機能が十分に見えないことがあります。この問題を回避するには、あなたが印刷したいマーカーのサイズを大きくしてみてください。そして同じ1:1を維持するために、スケールダウンを忘れないようにしてください。

モデルを動かすことが出来ますか?

はい、指一本を左右にスライドさせると、ターンテーブルの上にあるかのようにモデルを回転することが出来ます。また指一本を上下にスワイプさせることによって、転がすことも出来ます。二本の指でドラッグするとテーブルや面の上を移動します。二本の指でダブルタップして三回目のタッチでホールドすると、地面から浮き上がらせることが出来ます。ホームボタンを選択することによって、元の場所に戻すことが出来ます。

ARで撮影したモデルを共有することは出来ますか?

はい、ページ上部の共有ボタンを使用することによって、ツールバーを使わずに写真を保存し共有することが出来ます。フリーズフレーム機能は、画面を「フリーズ」させることができるので保存する前の微調整が可能です。

  • ARイメージによる注記(ノートや記号)
  • 断面 - iOS版とAndroid版のデバイスでは、内部を参照するために動的にカットすることが出来ます。

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